パプリカと今敏監督の思い出

先ほどブログを開設したばかりですが、せっかく新しいことをはじめてワクワクしているので、一つくらい、記事を書いておこうと思い立ちました。

 

私は完全にインドア派…なんですよね。

嫌なことがあったときの脳内合言葉は「お家に帰ったら映画があるよ。」でした。

(一人暮らしが安定して少し金銭的余裕ができてからはそこに「ゲームがあるよ」も加わります。)

私は田舎の方に住んでいるので旧作のDVDはいつも50円だったんですよ。

ただ新しいものをみて咀嚼する体力がない時の方が多くて、大抵おんなじ作品を何度も借りていたと思います。

ジブリか、今敏か。この2択です。

なぜ今敏と思われてしまいそうなのですが、

今敏監督さんはものすごく常識人だから、作品を見ていても安心できるというのは大きかったです。

私の世代は(というと色々な見方があるので間違いを含みそうですが…)

比較的リアルな世界の悲しい出来事、バッドエンドに少し希望を持たせたものが

新しいこれからの世代の名作とされる雰囲気があったと思います。

エヴァンゲリオンガンダム…は前からそうですね、ひぐらしまどマギとか。

すいません、羅列に正確性がない自覚があります。まあ、まあ。

そういう作品を見ることは脳みそを殴られる快感はあれど

社会にすこしも適応できていない私にとっては見れば見るほど辛かったんですよね。

そういう気分になれる勇敢な時もあって、鼻息荒く見ますけど(お酒がおいしい)

私は世界を救う前になんとか立身しなくてはくらいの人間でしたから。

 

今敏の作品はいつだって正常で憎むべき私の周りのリアルに着地します。

東京ゴッドファーザーズ』のはなちゃんは、男性だから子供を生めない、血のつながりのある家族に迎えられない。

妄想代理人』の月子ちゃんは、もうそのままですけど、現実に向き合わなくてはいけない。

あらすじで書くとリアルな絶望があるんですけど、通してみるとなぜか印象は柔らかくて。本当今敏さんなんで?どうやってんの?と思っています。

 

そのなかで異彩を放つのは『パプリカ』です。

 これは個人的に超!超!!非常識人!の筒井康隆さんが原作だからなんでしょうね。

??? ??? ???!???? 

って感じです。未だに。

でも私の世界の見え方って比較的こうです。

ようするに????って思いつつ一瞬心奪われる出来事があって、

それでようやく私の人生をつなげていけているんです。

さらに具体的に話せば、敦子と蒔田君です。敦子と蒔田君はいい。

夢かと思うけど、恋愛は素晴らしいですね。

 

だからダントツにうまく行かなかったとき、パプリカをみます。

恋愛がうまく行かないときも、恋愛の気配がない時も、とりあえず観ます。

よく眠れるんですよ。パプリカ。