侏儒の言葉 芥川龍之介

大正12年から文芸春秋にて連載されてい芥川龍之介の作品、「侏儒の言葉

現在はkindleにて誰でも無料で読むことができます。

 

芥川龍之介の考えていたこと、その移り変わりや、当時の社会や文壇、批評家、はては人生にまで言及していく随筆集…という感じの作品です。

 

○○とは ~~~~~~であり、~~~である。 

又 ~~~~~なときは~~~~~である。

 

○○の部分に今までの人生で知りたかったこと、真理に触れそうな単語を入れてください。大抵かいてあります。すごいんだ。

 

女の人が読むにはすこしキツイというか憤慨する表現があります。

実際大文豪にこう書かれるとつらい…と正直思いつつ、

ただこれは侏儒(知識のない人への蔑称。Wikipedia調べ)の言葉なので

そのまますべて芥川龍之介が主張したい信条ではないそうですから割り引いて、読むのがよさそうです。ようは愚か者に化けたふりをした大文豪がやってる月間連載なのです。

 

読書が好きな友人が私の読書感想文に乗っかってくれていろいろ話しました。

彼が好きなのは道徳と良心の項です。

ちょっと引用します。

道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。道徳の与える損害は完全なる良心の麻痺である。 

 うーん、この一文だけでは本当に不十分かもしれませんが、抜き出すと書ききれないので雰囲気だけ…。

良心の麻痺とはなんぞやという話なのですが、読書好きの彼が説明してくれたのは

道徳とは社会が作ったもの、良心とは己から生ずるもの

だそうです。

これを踏まえて読むと、わたしにもこの道徳と良心の項の重みがわかってきます。

上記の引用部分は何十とある箇条書きの一つですので、まだ未読であれば通して読んでいただければと思います。

 

この読書好きな彼はわたしの恋の標的です。自分のバカがつらい。本当に。

頑張ります。